Montecristo Double Edmundo / モンテクリスト ダブル エドモンド

スペック

形状:Dobles(50×155) 4本 Box Code:なし
2013/11/3 Habano Cuban Cigar.com にて購入 

序説

この葉巻について・

 2013年の新製品発表当時に購入した、恐らく初ロットのモンテクリスト ダブルエドモンドだ。このダブルエドモンドはどうしても吸ってみたかった葉巻で、Doblesというシェイプが好みだし、当時丁度モンテクリストにはまっていて何か一箱購入したいと考えていたので、試してみて良かったらファーストロットを箱買いしようと考えていたのだった。

購入時点での喫った感想

 ファーストインプレッションはすこぶる良かった。粉糖の甘みと木質系の香味が特徴的なモンテクリストで、どこか近代的な印象をちらつかせていた。しかし僕は結局、この葉巻の箱買いをやめた。浮ついた味わい、何よりも変化に乏しいことが気になって、他の銘柄を箱買いした方がよかろうという結論に落ち着いたのだった。あれから8年以上が過ぎ、入手した4本のうち最後の一本がこの葉巻になる。あの時は結局、現行から二つ前のバンドのモンテクリスト ホイタスを見つけてそれを買った。選択に後悔は無い、しかし後悔させてくれるほどこの葉巻が美味かったら、それはそれでめっけもん、である。

外観・状態

  • ぞんざいに保管していたためにフットが痛んでおり、この写真からは分かりにくいが、ヘッドも割れてしまっている
  • ドローは良好。
  • ヘッドとフットの割れ以外は美しい外見。
  • ふかふかしていて状態は良さそう。

喫味

序盤~中盤

 着火すると、レザーが強い。そしてややビター。1cmほど吸い進めると、味わいの濃度が増す。強さは購入当初よりもやや減衰してミディアム程度。オークモスの香味と粉糖の甘み。購入時から味わいの変化はあまり感じない。

中盤~終盤

 この辺りから熟成感が出てくる。コク深く、甘みに粘度が加わって、シナモンの香りが混ざり始めると、さながらベッコウ飴を舐めているかのようだ。次第にチョコレートの香味とオレンジのさわやかさが出てくる。やや酸味のある木質。徐々に強さを増していき、うっすらと卵のコクが混ざり始める。甘みがかなり強い。僕にしては珍しく、お酒が欲しくなる。ちょっと辛めの日本酒か、強めのアイラモルトあたり。アードベッグの10年があったので、葉巻のお供にする。

ラスト

 煙でお腹一杯になったところで丁度良く終了。

総評

 若干の熟成感と香味の変化がありながらも、購入当初のインプレッションから大きく外れない。

 一本芯が通った葉巻、問題はその芯が好きかどうかであって、好きな人はこの葉巻、大いにハマることだろう。僕はといえば、どちらかといえばこの葉巻の香味は好きで、熟成による香味の変化も好ましい方向だと感じる。

 だが、モンテクリストにはAがあり、エドモンドがあり、No.1やNo.2があり、No.4があり、エスペシャルがあるわけだ。このラインナップを崩してレギュラー入りできるかといわれると、難しいと言わざるを得ない。とりわけNo.2やエドモンドの代わりにはなれない。

 やや浮ついた近代的な印象はこれらの葉巻に無い特別な点で、そういう葉巻が欲しい時もあろうが、それにしては変化に乏しい、もう少し違う顔も見せて欲しい……。難しい立ち位置にいる葉巻だと思う。
 今回は8年の熟成で吸ってしまったが、以前に吸ったエドモンドやホイタス、No.2の熟成させたものは大変に美味しかった。10年を超えて熟成させるとまた違った味わいが出てくるかもしれない。いや、今の感じからすると15年は熟成させたいか。

 次にもし購入するとしたら、10本入Boxで購入して、一本試してしばらく放置しておきたい。それこそ、10年単位で放置しておいて、ふとした時に手に取って、「お、この葉巻美味しいな」と思いたい。
 その前にNo.2を箱で買うだろうけれども。

012345678910備考
ドロー    0:息が通らない 5:最適 10:スカスカ
強さ1:ライト 5:ミディアム 9:フル
今回の点数平均点数製造年購入年点数履歴
88832013年2013年2013年
93,72,78
葉巻の点数.

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