Vegas de Santiago Don Luis Salomon / ベガス デ サンティアゴ ドン ルイス サロモン

スペック

形状：Salomon（58×191）　10本入バンドル　Box Code：なし
2012/7/9 Vegas de Santiagoメールグループにて購入　$35

序説

この葉巻について

　ベガスデサンティアゴのメールグループで購入した、ドンルイスのサロモン。特筆すべきはその安価さ。サロモンサイズの葉巻が一本＄３.５である。ラッパーの種類も、Maduro、Cafe con Leche、Oscro、Claro、Connecticutから選ぶことができた。この葉巻はCafe con Lecheラッパーの物だ。

購入時点での喫った感想

以前に試した感じでは、シナモンやコーヒーの香る美味しい葉巻で、しかし強すぎておいそれと吸えなかった。購入からもうじき１０年になるし、そろそろニコチンも弱まっているだろう。

外観・状態

• ラッパーの油分は枯れかかっている。
• 葉脈はかなり目立つ。
• 姿形は整っていて美しい。さすがはVdS。
• 揉むとしっかりとしていつつも柔らかな弾力を感じる。
• 状態は良さそう。
• ドローは良好。

喫味

序盤

　着火すると、やや強めのガス感の後に、甘いマンデリンコーヒー。旨味をたらふく吸い込んだ木の板と、プラスチックの板。プラスチックの板はともかく、コーヒー感はいかにもドンルイスといった感じでなかなか美味しい。煙量豊富で強さはミディアム。この強さならば、この長さでも余裕で吸いきれるだろう。

中盤

　唐辛子の辛味・旨味と岩塩が立ち上がってきて、ほのかにシトラスの香りを感じる。大変美味しくいただいていたのだが、この辺りからエグ味が強く、無視できなくなってくる。草系統の強いエグ味で、これがあるだけで他の香味がすべて台無しに感じるほどだ。

終盤

　軽い小麦の味わい。エグ味が強く、これまでドンルイスで散々感じてきた妙な生臭さが出てくる。生臭さはこれまでの中では一番弱い。しかしエグい。味わいが大人し目なのが災いして、エグ味が悪目立ちしてしまっている。これほどの闇の中にいては、たとえシルバニアファミリーでも闇落ちしてしまうだろう、それほどまでにエグ味がすべてを台無しにしている。

ラスト

　ラストは土の香味とフルーティさが出てきて、コクが深まる。エグ味は結局最後まで消えない。終了。

総評

　とにかくエグかった。途中でエグ味が消えてくれるのでは、と期待しながら吸ったのだが、結局最後までエグいまま。生臭さは途中で消えてくれたのだが。他の味わい自体は、大人し目でありつつもなかなか美味しいバランスだったので、非常に残念だ。時を経て、葉巻自体強さを減じ、香味も大人しくなったのだが、エグ味だけが消えずに残ったような印象。
　多分、ベガスデサンティアゴの葉巻は、特にドンルイスに於いては、買ってすぐに吸ってしまうのが正解なのだろう。それか、もう後１０年放置して、どうなるか試してみるのも面白いかもしれない。カッスカスになってしまうかもしれないし、いい方向に転ぶかもしれない。どちらにしろ、今は吸い時ではなさそうだ。後数種類ベガスデサンティアゴの葉巻があるので、それらを一本ずつ試したら、残りは堅く封印して放置しておくこととしよう。

	0	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	備考
ドロー	★	★	★	★	★							０：息が通らない　５：最適　10：スカスカ
強さ	★	★	★	★	★							1：ライト　５：ミディアム　9：フル

今回の点数 50点

AVE.33

点数履歴 30,35,30,30,30,35,30,30,30

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