Edmundo Dantes Conde 54 ER México / エドモンド ダンテス コンデ 54 ER メキシコ

スペック

形状：Sublimes（54×164）　5種各4本 計20本入ヒュミドール　Box Code：不明
2013/11/3 Habano Cuban Cigars.comにて購入　385€

序説

この葉巻について

　エドモンド ダンテスのレジオナルはすべてメキシコ向け、エドモンド ダンテス自体レジオナル以外では販売されていない、と完全にメキシコ向けのブランド、エドモンド ダンテスからコンデ５４。バンドのイメージ通り、中身はモンテクリストである。

購入時点での喫った感想

　以前吸った感じでは、モンテクリスト版のシグロⅥといった印象で、かなり美味しかった記憶がある。

外観・状態

• ラッパーは浅黒く、葉脈も目立つ。凡そ高級品の装いではない。
• フットを少し傷めてしまっている。
• 揉んでみると葉巻は硬い。葉は詰まっていそうだ。
• ドローは良好。

喫味

１／４

　着火すると、草、シダーの下からアッサムのミルクティー。すぐに柔らかなチョコレートクリームが出てくる。濃度のあるニッキ飴の香味、軽めのコーヒー。

　煙は刺々しく荒い、とてもSublimesの煙だとは思えない。

　煙量豊富で強さはミディアム。

　片燃えが激しい。

２／４

　灰の硬さは並程度。

　いきなり強さが増してフルストレンクス。

　濃厚なコーヒー、シナモン、チョコレート、粘土、乾燥セージ、蜂蜜なんかが香る。香草の香りの成せる業か、癖を感じる味わいだ。

　しばらくすると、ふくよかな食パンと氷砂糖のシロップが出てくる。草と粘土が味わいのベースとして常に存在している。

３／４

　柔らかなコーヒーが継続し、ベリーや辛味大根の香味が出てくる。甘みが弱まり、苦味が強くなる。香り良い石鹸、粘土、濃厚なバター。

　煙の様相が少し前と打って変わって柔らかくなり、Sublimesらしい煙となる。

　水羊羹、焼き過ぎたトーストに花の蜜。

　副流煙の甘い香りが立ち込めて、とても美味しい。

　懐かしい、古き良き時代のモンテクリストを想起させる土系統の味わいに、重なるようにこの葉巻独自の香味が乗ってくる印象で、厚みある味わいをうまく表現している。

４／４

　モンテクリストのNo.４に香味が近づいてくる。No.４をSublimesサイズにリヴィジョンしたらこうなるだろうという味わい。

ラスト

　ラストは蜂蜜とバターの香味がますます強くなる。煙は再び荒々しくなる。終了。

総評

　モンテクリストNo.４の香味を強めて、そこにバターや蜂蜜や粘土を足したかのような味わいの葉巻。味わいに透明感がありつつ濃厚で、なかなか面白く、満足感がある。以前感じたような、モンテクリスト版シグロⅥというほどの香味ではなかったものの、充分に美味しい葉巻だった。

	0	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	備考
ドロー	★	★	★	★	★	★	★					０：息が通らない　５：最適　10：スカスカ
強さ	★	★	★	★	★	★	☆	☆	☆	☆		1：ライト　５：ミディアム　9：フル

今回の点数	平均点数	製造年	購入年	点数履歴
91点	93点	2011年	2013年	2013年 96 2022年 92

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