スペック
形状:Julieta No.2(47×178) 30本入VBNヒュミドール Box Code:ERA MAR 03
2011/5/11 Cigar Oneにて購入 $620
序説
この葉巻について
本日はコイーバのレゼルバセレクションからエスプレンディドス。購入動機は古い葉巻が欲しかったのと、ヒュミドールが入用だったから。結局、ヒュミドールとしては使い辛かったので、そのまま仕舞い込むこととなった。
このヒュミドールには5種の葉巻が入っていて、その内容は
- コロナ エスペシャル
- メディア コロナス
- ロブストス
- ピラミデス
- エスプレンディドス
である。
前二つの葉巻はとっくに吸い尽くしてしまっていて、他の葉巻も残り1~2本を残すのみ。
購入時点での喫った感想
味の方は、ロブストスはもう購入時点で既に枯れかけていて、エスプレンディドス以外の他3種は味わい豊かで吸いやすく、このエスプレンディドスは別格だったと思う。前回の時点で既に8年ものだったが、今回は20年近く経過している。どんなものだろうか?
外観・状態
- フット部に痛みが見られる。この程度なら喫煙に問題はない。
- このヒュミドール専用となったレゼルバリングは、黒地に金色のカラーリングで大変豪奢。
- 油分は枯れているが光沢がある。
- ラッパーは葉脈の目立たない美しいもので、手触りは実に滑らか。触った感じではラッパーがかなり脆そうだが、揉んでもひび割れることはなかった。
- 揉んだ感じはやや弾力に欠けるが、葉巻の年齢からすれば当然とも言える。
- ヘッドの口当たりが官能的に滑らかで、質の高さを伺わせる。もうこの時点で美味しいと確信できる。
- ドローは良好。
喫味
序盤
着火。抹茶アイスと赤福の香味。伊勢神宮の近くで販売している赤福かき氷を思い出す。一口目からこの香味は感動的とさえ言える。
しばらくするとホワイトペッパーとシナモンが合わせて香ってくる。
更に2cmほど吸い進めると、腐葉土とわずかな金属感。カフェオレ、それもマンデリンコーヒーを使った濃厚なもの。
最初から全開でぶっ飛ばしてくる。大変美味しいと言って差し支えない。
中盤~終盤
カフェオレと腐葉土、シナモンが主で、その下に赤福の味が引っ込む。ダージリンティーの香りが柔らかに香りだす。
流石にこれだけの時を経ていると、喫味が軽い。枯れかけている、いやもう枯れてしまっているのかもしれない。しかし味わいは繊細かつ華やかで、うっとりしてしまう。
カスタードが美味しく香ってくる。赤福とカスタードプリンを紅茶と一緒に戴いているかのようだ。
ラスト
カスタードプリンが盛大に香り、赤福は更に奥に引っ込む。紅茶とカスタードプリンが重なる。波のように、ある味が出ては他が引っ込み、総合的には複雑でありつつすっきりとした味わいになる。南国の島の穏やかな入り江で、波間に浮かべたカヌーに寝そべって星空を眺めているかのよう。恍惚の中で終了。
総評
非常に上品で甘み溢れる葉巻。以前のインプレッションからそう変わっておらず、時の経過によってこれ以上を期待するのは少し酷かもしれない。あと一本はいつ吸うべきか。忘れた頃に吸うくらいで丁度良いだろう。
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 備考 | |
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ドロー | ★ | ★ | ★ | ★ | ★ | 0:息が通らない 5:最適 10:スカスカ | ||||||
強さ | ★ | ★ | ★ | ★ | ★ | ★ | ★ | ★ | 1:ライト 5:ミディアム 9:フル |
今回の点数 96点 | AVE.94 | 点数履歴 95,90 |
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