Ramon Allones Allones Superiores / ラモン・アロネス アロネス・スペリオレス

スペック

形状:Coronas Gordas(46×143) 10本入Box Box Code:MUR JUN 12
2012/10/5 Cigar Oneにて購入 $110

序説


 2010年に突如現れたLa Casa del Habano限定品のRamon Allones。そしてこれが最高に美味しかったのだ。
 きっと僕は、この時すぐに十分な数のAllones Superioresを確保すべきだったのだろう。$100を切る価格で、しかも5000箱限定。売り切れるのは目に見えていた。実際、すぐに売り切れてしまった。

 ところが2012年になって、限定品だったはずのこの葉巻が再び世に出てきた(以降ずっと生産されているようだから、通常品扱いになったのだろう)。僕は勿論、大喜びで二箱目を購入した。しかし何ということだろう、これが大外れ。なんというか、美味しくない。いや美味しくないこともないんだけど何かが違う。最初の一箱は確かに特別な葉巻だったが、この二箱目は実に凡庸で面白みがなく、並の葉巻としか言いようがなかった。大いにがっかりした僕は、この葉巻を箱ごと封印することにした。そして今に至り、つまりこれは10年越しのリベンジといってもいいかもしれない。

喫味

序盤

 さて着火すると、年月を経てまだかなり強い。喫いきれるだろうか? 多分大丈夫。昨日のCohibaだってなかなかの強さだった。少しずつ体を慣らしていくのがいいだろう。

 粉体のように細かい砂糖の甘さ。Ramonらしからぬ、くたびれた床材のくぐもった香り。卵のようなコク。なぜだかCohibaを連想しないでもない。多分昨日吸ったからだな。

中盤~終盤

 灰一つ落ちると、L.C.D.H.限定品特有のべったりとした甘さが主張してくる。美味しいんだが、この味は飽きる。どこかわざとらしく感じてしまう。

 ふとバニラの香味が立ってきて前述の甘さと重なり、非常に美味しくなる。うーん、これはいいぞ! エスプレッソのような強い苦みとコクを感じるが、美味しいので吸い込みすぎているせいだろう。これでこそ10年待った甲斐があるというものだ。

ラスト

 気が付いたらこんな姿になっていた。最後はオレンジと紅茶が漂い、よくできたデザートをいただいた気分。散々書いておいてなんだが、取っておいてよかったなあと思う。

012345678910備考
ドロー    0:息が通らない 5:最適 10:スカスカ
強さ1:ライト 5:ミディアム 9:フル

今回の点数平均点数製造年購入年点数履歴
93852012年2012年2012年
81,76
2013年
81,80
2022年
91,92
葉巻の点数

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