Partagas Serie C No.3 EL 2012 / パルタガス セリー C No.3 EL 2012

スペック

形状:Hermosos No.3(48×140) 10本入SBN Box Code:ALT JUN 12
2012/10/30 La Cas del Habano Humbergにて購入 128€

序説

この葉巻について

 本日はパルタガスのリミターダからセリーC No.3。
 パルタガスのセリーシリーズはこのELも含めて、アルファベットとナンバーで太さと長さが分かるようになっている。
 セリーの後のアルファベットが太さを表していて、

アルファベットCDPE
リングゲージ 48  50  52  54 

と、対応している。
 No.の後の数字は長さを表していて、

数 字
 長 さ (mm) 170 156 140 124 110  90 

と、同じく対応している。一応基本はそうなっているのだが、例外が結構ある。
 例えばセリーE No.2は、上記法則からすると、RG54×156mmになるはずだが、実際はRG54×140mmだ。
 ELのセリーD No.3なんかは上記法則からすると、RG50×140mmになるはずだが、実際はRG46×143mmだ。

 箱も何だか特別な感じがする。格好良い。

購入時点での喫った感想

 この葉巻に限らず、僕はパルタガスのELに絶大な信頼を寄せている。今までに不味かった試しがない。ELと相性が良いのかもしれない。
 購入当初から、大変美味しかった。セリーシリーズらしい香味に、木質と土、とろみのある甘みが乗る。コーヒーとフルーティな味わいが膨らみ、ナッツやチョコレートの香味が加わる。旨味の強さが特徴的だった。さて今はどうなっているだろう? 

外観・状態

  • ラッパーには、油分がやや残り艶がある。黒く精悍な面持ちで、期待が高まる。
  • 手触りも滑らか。
  • 弾力があって柔らかな揉み心地。状態は良さそう。
  • ドローは素晴らしい、軽すぎもせず悪すぎもしない、最適と言える。

喫味

序盤

 着火すると、穀物とウッドが中心の味わい。穀物はアルコール感を伴ってビールのように感じる。最近多いな。やや酸味を伴う、アンコじみた和風の味わい。浮ついたやや軽めの喫味で、およそパルタガスとは思えない。

 しかし5mmほど進むと、濃厚な口当たり、複雑なうまみと強いアタックが現れる。これぞまさに、熟成したパルタガス、といった感じ。

中盤

 オレンジの香味が出てくる。濃厚なパルタガスの味わいを、オレンジの後味がさっと流してくれる。とても良い塩梅。

 次第にチョコレートムースの様相が前面に出てくる。オレンジピールの香味と合わさって実に美味い。よく纏まっている。季節外れではあるが、バレンタインにぴったりな一本かもしれない。

 勢いのあった喫味が優しく変化する。優しいチョコレートムース、とにかく口当たりが優しい。

終盤

 燃焼は均一で実に吸いやすい。喫煙に集中できる。

 チョコレートムースにオークモスが被さり始める。どこかすっきりとした甘みにやや酸味を伴う粉糖の甘み。木質系の強い旨味、チョコレートとあんこがうっすらと奥に香る。

 年輪を感じる味わいの深さがあり、大変美味しい。

ラスト

 ブランドバンドを外したあたりからパワフル極まりない。非常に力強い喫感と優しめの味わいがアンバランスながらも、何故かよく纏まっている。甘みは粉糖が主となり、オークモスと土の香味が深い。持てなくなるまで吸って終了。

総評

 流石はパルタガスのELといったところ。期待を裏切らないどころか超えてくる。熟成したパルタガスを十分に感じさせる、素晴らしい一本だった。今まで外れなしで品質も安定している。10本しかないのが残念で仕方ない。

012345678910備考
ドロー    0:息が通らない 5:最適 10:スカスカ
強さ1:ライト 5:ミディアム 9:フル
今回の点数
96

AVE.93
点数履歴
91,93
葉巻の点数

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