スペック
形状:Torpedo(52×152) 5本バンドル×2 Box Code:なし
2012/4/26 Vegas de Santiago メールグループにて購入 $50
序説
この葉巻について
ベガス デ サンティアゴからのメールで販売されていた数種類の葉巻の中から購入したうちの一本で、ドン ルイスのトルペドだ。2色のラッパーはツイスト状に美しく巻かれていて、到着時には心躍ったものだ。一本$5と大変に安価で、これが美味しければ定期的に購入しようと考えていた。
購入時点での喫った感想
到着時に試した印象では、お菓子のような見た目の通り、ドンルイスにしては甘めの葉巻だった。そこそこに美味しいものの続けて購入しようとは思わなかった。思いの外強かったのと、ベガス デ サンティアゴの通常ラインナップに比べて明らかに質が低いと感じたからだった。値段相応とは言え、これならD8を購入したかったのが本当のところだ。しばらく寝かせておいたので、美味しくなっていたらいいのだが。そもそもハバノス以外の葉巻を寝かせておいて、味が変わるかはわからないのだが。
外観・状態
- ラッパーには艶があり、美しい見た目。油分はまだ乗っている。
- 手触りは滑らかではあるが締まっていて硬い。
- ドローは素晴らしく良い。
喫味
序盤
着火すると、若干塩味の混じるマイルドな草。悪くない感触、とは言え強さは健在で、やや辛い。次第にキャンディのような香味、ほんのりと柔らかく甘い。購入当初よりも甘みは落ちている。ミルクの印象が強くなってくる。塩味がかなり目立つ。以前とは全く印象が異なる。ドンルイスの印象ですらない。塩とミルクとくれば、塩キャラメルが感じられそうだが、そこまで甘くはない。メランコリックなレザー、南国のフルーツ。しかし塩味が気になる。この塩味は邪魔だ。燃焼が遅く、そのせいかマンネリ、つまらないとも感じる。コクが強くてくどさを感じる。油の強すぎる中華料理を連想する。バランスが取れていない。塩味とコクがもっと弱ければ美味しいのかもしれない。
中盤
煙の柔らかさは特筆すべき、質は決して悪くない。しかし正体がつかめない。レザーが主体で、塩味と強すぎるコク、金属感、ほのかにトロピカルフルーツ。美味しい要素はあるのに、塩味とコクが邪魔をしている。時々生臭い、何なのだろうこれは。
終盤
半分を過ぎたあたりで、一番気になっていた塩味が弱まる。よかった。途端にお菓子のように美味しく感じる。勢いはやや衰えているものの、このバランスならば美味しく吸える。苦味や塩味もいまだ目立ちはするが、そこまで気にはならない。ほんのりと甘く、レザーとコクが強い。甘みの質のせいか、パイプ煙草の味に近いような。
ラスト
ラストはかなり強い、しかし煙は柔らか。終了。
総評
正体がつかめないというかなんというか。柔らかな煙の印象と重厚なレザーの印象がちぐはぐで、強すぎる塩味とコクが味わいを大きく歪めている。味の層が10あるとして、そのうちの下から3,4番目あたりが抜け落ちているような。ふわふわとして重心が定まらない。吸えないほど不味くはないが、もうリピートはないかな。残りももう吸ってしまってよさそうだ。
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 備考 | |
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ドロー | ★ | ★ | ★ | ★ | ★ | ★ | ★ | 0:息が通らない 5:最適 10:スカスカ | ||||
強さ | ★ | ★ | ★ | ★ | ★ | ★ | ★ | ★ | ★ | 1:ライト 5:ミディアム 9:フル |
今回の点数 40点 | AVE.43 | 点数履歴 40,45,40,55,50,40,40,40 |
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